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トップメッセージ

真に豊かな社会を創る

株主の皆様には、日頃から格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度の世界的なコロナウイルスの感染拡大により、私たちの働き方や生き方は、大きく変わりつつあります。リモートワークなど時間や場所にとらわれない新しい働き方が一気に拡大し、一人ひとりが健康に気を付けながら日々の生活を送るようになりました。また、今年5月に政府が発表した、東京圏在住の方を対象にした調査によると、地方で暮らすことに関心を持っている方が全体の49.8%を占め、若い方ほどその傾向が高い結果となりました。明らかに、働く人の意識が変わり、都会への一極集中から地方への分散が始まりました。
パソナグループでは、2008年から兵庫県淡路島で「人材誘致」による地方創生に挑戦しています。島内で多くの雇用を創出すると共に、地域資源を活かした様々な施設の開設やイベントの開催などを通じて、国内外から多くの方が訪れる魅力ある島になっています。
淡路島のプロジェクトを通じて、私たちが目指すこと―。それは、真に豊かな働き方・生き方ができる「スマートライフ・イニシアティブ」の実現です。淡路島を「美食の島」「文化・芸術の島」「健康の島」として発信し、世界で最も先進的で、豊かな生き方・働き方が実現できる場所にしたい。人々の生活や仕事など様々な環境変化の中で、しっかりと未来を見据え挑戦してまいります。

個人自立社会のプラットフォームを

少子高齢化や介護離職、待機児童、ひとり親家庭の増加など、今の日本には解決しなければならない問題が山積しています。これらを抜本的に解決するためには、既成概念を覆すほどの変革が必要です。これまでの、企業依存社会から、個人の夢や志が尊重される個人自立社会への転換が求められています。誰もが自由に好きな仕事を選択し、才能を活かすことのできる社会こそが、働く人にとって真に豊かな社会と言えるのではないでしょうか。
そうした社会の実現に向けて、プロフェッショナル人材の豊富な経験・スキル・人脈を活かして企業の経営課題を解決するとともに、個人事業主やフリーランスなど多様な働き方を支援する「パソナJOB HUB」をスタート。まさに“クラウド人事部”として、あらゆる人材の多彩な才能を登録し、それらが繋がりあうことで新しい価値を生み出すことを目指し、個人自立社会におけるプラットフォームを構築してまいります。

ソーシャルソリューションカンパニーとして

世界的に企業経営のあり方、社会との関わり方が問い直されています。今年1月のダボス会議でも「ステークホルダー資本主義」が提唱され、事業活動を通じて長期的に社会に貢献していく経営が求められています。
この考え方は、パソナグループが1976年の創業以来、「社会の問題点を解決する」という企業理念のもと、役職員一人ひとりがソーシャルアクティビストして貫いてきた企業姿勢そのものです。「企業という車は、利益と社会貢献の両輪相まって前進する」、「三方良し(売手良し、買手良し、世間良し)」。これらの言葉は、私が創業時に父から教えられ、今でも「Pasona Way」の一つとして掲げられています。
パソナグループはこれからもソーシャルソリューションカンパニーとして、当社の理念に共感くださる株主の方々をはじめ、様々なステークホルダーの方々と共に、働きたいと願う誰もが安心して働き、自ら創る明るい未来に思いを馳せることができる社会の実現に挑戦してまいります。

2020年8月

株式会社パソナグループ 代表取締役グループ代表 南部 靖之