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環境だより「SONAERU」

世界190カ国が「地球を守りたい」気持ちで、ひとつに繋がる日。

皆さん、9月16日が何の日か知っていますか?

毎年9月の第3土曜日は、全世界各所で地球を一斉にキレイにする日「ワールドクリーンアップデイ」!「地球を守りたい」という気持ちで、世界中が清掃活動を通じてひとつに繋がります。

パソナグループは、2020年より「World Cleanup Day」 に参画。昨年は国内外の約60拠点、総勢800名の社員やエキスパートスタッフとその家族が、地球環境保全・美化活動に取り組みました。そして、今年も9月を『クリーンアップ月間』と定め、国内外約70拠点で清掃活動を行っています!

△昨年度の活動写真(左:神奈川県江の島 右:インドネシア)
国内外の約60拠点で総勢800名が参加しました!

今回の記事では、「World Cleanup Dayって何?」「なんとなく聞いたことはあるけど、取り組みについてそこまで深く知らない!」という方に向けて、「World Cleanup Day」の意外な起源や、今年のパソナグループの取り組みについてご紹介します♪

知ると面白い!なぜこれだけ大規模な取り組みになったの?

●始まりは、“たった9人”のエストニア人

2008年、北欧の小さな国であるエストニアで、9人の若者が“不法投棄されたゴミで溢れかえった森林を綺麗にしよう”と、国中に清掃活動を呼びかけました。「Let's Do It 2008」という名前で行われたこの活動には、1日でなんと5万人以上のボランティアが参加。わずか5時間で、1万トン以上の不法投棄ゴミを除去しました。この人数は、当時のエストニアの人口の約5%弱にあたる、とても大きな活動でした。

●なぜ、”世界中で一斉に”取り組むの?

この取り組みをきっかけに「人口の5%の参加が実現すると、大きな波動となる」ということが証明され、ヨーロッパ各国、アフリカそしてアジアへと、人口の5%の参加を目指すクリーンアップ運動が拡大。そして2018年から、世界各国で同じ日(9月の第3土曜日)に地球を一斉にキレイにする「World Cleanup Day」が始まりました。

その後、2020年には世界180ヶ国、約2000万人が参加するイベントに発展。この活動は、国際機関「ユネスコ」にも評価され、主催団体であるエストニアの「Let’s Do It Foundation」は、日本政府の財政支援により創設された「ユネスコ/日本ESD(持続発展教育)賞」を2018年に受賞しました。

●「World Cleanup Day」をきっかけに、世界の環境問題について知ろう!

世界190ヶ国が“同じ日”に地球をキレイにする日。世界中のどこに、どのようなゴミが落ちていて、どのような人々が活動し世界規模の活動となっているのか…。

「World Cleanup Day」をきっかけに日本を超え、世界の環境問題を知るきっかけにしてみませんか?

▼「World Cleanup Day Japan」公式HP
https://worldcleanupday.jp/

世界中で発生している“明らかな異常気象”

近年、地球温暖化による被害が目に見える形で表れています。
今年8月に発生した九州豪雨に続き、今月に入ってからも関東・東北など広範囲で記録的豪雨が発生しました。このような大規模災害は、世界に目を向けても各地で発生しています。

先月、ハワイ・マウイ島での山火事が発生。発生から1か月経った現在、死者は100名以上、多くの方が行方不明になっていると報じられています。また、カナダ・イエローナイフにおいても、同月に過去最悪と言われる大規模な山火事が発生し、約1万9,000人の住民が避難しました。例年、カナダは多くの山火事が発生すると言われていますが、近年は地球温暖化の影響によって異常な発生数となっているそうです。さらに北アフリカのリビアでは、今月10日から発生している豪雨による洪水で大きな被害が発生し、これまでに5,300人が死亡、多くの方が行方不明になっていると報道されています。(2023年9月時点)

このような地球温暖化の影響を受けて、世界各国では温室効果ガスの削減目標など様々な環境保全への施策が進められています。

出典:温室効果ガスインベントリオフィス/全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト

皆さんも、「地球温暖化」という言葉は聞きなれていると思います。しかしこの世界共通の問題を、どこまで身近なものとして捉えていますか?今の地球について、一人ひとりが深刻な問題として目を向けてみる必要があるかもしれません。

◆環境問題のトレンドと“COP”とは

https://www.pasonagroup.co.jp/koken/ecology/sonaeru/12.html

◆ “地球目線”で地球について考えたことはありますか?地球と共に未来を創るということ

https://www.pasonagroup.co.jp/koken/ecology/sonaeru/11.html

今からでも参加可能!!国内外約70拠点で活動中!

パソナグループでは、次世代に健全で美しい地球環境を残すため、2005年に設置された「環境委員会」を中心に、様々な環境への取り組みを推進しています。

「World Cleanup Day」への参画も今年で3年目。今年も社員やそのご家族をはじめ、エキスパートスタッフ、そして地域の方々やクライアント等と連携し、国内外でクリーンアップ活動を行いました。一部の当日の様子を、参加した社員の声と共に紹介します♪

「ゴミ拾いはスポーツだ!」

△9月3日 香川県・高松エリア
高松で行われた「サンポート高松トライアスロン~瀬戸内国際体育祭~」後、スポゴミ大会を実施しました。道路にはあまりゴミがなかったものの、植え込みの中や駐車場周辺にたくさんのゴミがあり、一見綺麗に見えても隠れたところにゴミがあるということを学びました。活動中には、市民の方から「ゴミを拾ってくれてありがとう」という言葉をいただく場面もありました。

暑い中でしたが、「ゴミ拾いはスポーツだ」というスローガンのもと多くのゴミを拾い、街の美化に繋がる活動となりました。

「持続可能な未来への一翼を担っていきたい」

△9月9日 マレーシアエリア
このようなCSR活動を行うことで、環境保全や地域社会への貢献を実感することができ、非常に充実感がありました。また、支店のメンバーと協力して取り組むことでチームワークが高まったと感じています。清掃活動を通じて、身近にある美しい環境を守りたいという気持ち、そして継続的な環境保全活動の大切さを再確認しました。今後も定期的な清掃活動への参加を通じて、持続可能な未来への一翼を担っていきたいと思います。

「観光地・札幌を綺麗に!観光客を気持ちよくお迎えしよう」

△9月12日 北海道・札幌エリア
北海道庁前広場、札幌時計台、札幌テレビ塔(大通り公園)の3か所で清掃活動を実施しました!コロナが5類感染症へと移行し、札幌にも多くの観光客が訪れ始めています。「少しでも札幌に良い印象を持って帰って欲しい」という気持ちで、ゴミ拾いを行いました。やはり、たばこポイ捨てが多かったです。今後も気持ちの良い札幌であり続けるために、少しでも役に立ちたいと感じています。

\「World Cleanup Day Japan」の公式YouTubeチャンネルに、昨年度のパソナグループの取り組みが取り上げられています♪/

https://youtu.be/h2MJt_wrKyA