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環境だより「SONAERU」

災害時、あなたならどうする? “もしもの時”に備えるために

“もしもの時”は突然訪れます。突然の災害時、ご自身の命だけでなく周りの大切な人も守るためには、日頃から様々な場面における備えが大切です。 今回は、淡路島の各地で行っている防災・避難訓練の様子をご紹介します♪

\防災・避難訓練の様子を、私たちが紹介します♪/

▲パソナグループ 事業開発本部 中雄 千智

農家レストラン「陽・燦燦」で接客を担当しています。
飲食店における防災訓練についてご紹介します!

▲パソナグループ アドミ本部 ブジャーカージェン ジョントリガヴ

「Awaji Island International School」の運営サポートなどの業務を行っています。
子どもたちと毎月行っている避難訓練の様子をご紹介します!

▲孫 修志(そん すじ)

日本企業への就職を目指して韓国から来日し、パソナグループの『Global Young Challengerプログラム2023』に参加しています。
初めて日本の防災訓練に参加した様子をご紹介します!

責任をもって、お客様を守るために

パソナグループは淡路島で、様々な飲食店や宿泊施設を運営しています。そうした施設で災害が発生した際、自分だけではなくお客様を守るためには、どのようなことが大切になるのでしょうか。農家レストラン「陽・燦燦」で行った防災訓練の様子を、中雄さんが紹介します♪

まずはじめに、「陽・燦燦」の建物の特徴について学びました。「陽・燦燦」は、木と紙管、そして茅葺屋根の自然と融和したサスティナブルな建物です。一方で、火災時にはそれらの素材が燃えやすいことから、迅速な対応が求められることを学びました。

▲全体説明や建物の特徴について学ぶ様子

次に、火災報知器の操作や避難誘導の確認を行いました。「陽・燦燦」には感知器が無いため、目視で火災を発見し手動で発信機を押さなければいけません。また、同時にお客様を安全な場所へ誘導するため、瞬時に従業員同士で役割分担をすることが非常に大切でした。

▲火災報知器の確認(左)や避難訓練(右)の様子

最後に、キッチンからの出火を想定した消火活動も行いました。放水する時には、炎ではなく素早く火元を目掛けて消火することが大切です。基本的なことではありますが、いざという時には、慌てず意識しようと思います。

▲消火活動の様子

お客様を守るため、災害を「自分事化」する

恥ずかしながら、今まで火災を自分事として捉えたことはなく、消火器の設置場所や避難場所、火災報知器の場所などについて曖昧な知識しか持っていませんでした。

今回の防災訓練を通じて、農家レストラン「陽・燦燦」の建物の特徴を知り、お客様を守るためには迅速で正確な判断をすることがいかに大切か学びました。お客様の誘導のシミュレーションや消火器の使い方もレクチャーしていただいたので、今回の学びを“もしもの時”に活かし、冷静に対応してお客様を守りたいと思います。

また、今後新しく入る従業員の方々にも、今回学んだ防災の重要性やノウハウをきちんと伝え、防災教育をしていきたいです!

小さな子どもたちを守るために

淡路島で働くパソナグループ社員の子供たちが参加する教育プログラム「Awaji Island International School」では、毎月子どもたちと防災・避難訓練を行っています。今回は津波を想定した避難訓練の様子を、パソナグループ アドミ本部 ブジャーカージェン ジョントリガヴさんが紹介します!

Awaji Island International Schoolでは毎月、1歳児~小学校6年生の子どもたち約50名と防災・避難訓練を実施しています。今回は、津波を想定した避難訓練。まずは施設の外に誘導しますが、子どもたちを不安な気持ちにさせないように、落ち着いて声を掛けながら誘導します。

▲先生の号令により、子どもたちは施設の外へ避難します

その後、津波避難警報が発令されたという設定で、近隣の指定避難場所となっている東浦中学校まで、皆で歩いて避難しました。 防災頭巾を被り坂を上っていく小学生も、避難車に乗った小学生未満の小さな子たちも、みんな真剣な表情です。

▲避難時の様子

高台にある東浦中学校に到着しました。子どもたちも遠くの海を眺めながら、「ここまで来れば、津波が来ても安心だね」とほっと安心した様子です。実際に足を運んで避難訓練をすることの大切さを改めて感じました。

▲高台に集合した様子

いざという時に、私たち大人が子どもたちを守るために

火災、地震、津波などの災害は、私たち大人も恐ろしさを感じますが、小さな子どもたちにとってはもっと恐ろしいものだと思います。だからこそ、いざという時に子どもたちを不安にさせないよう、日頃からしっかりと私たちが備えをすることが大切です。

まずは私たち大人が災害の怖さを知り自分事化すること。そして、日頃の備えがみんなの命を守るということを忘れず、これからも子どもたちに防災の大切さを伝えていきたいです。

グローバル人材と連携した防災

日本と外国の防災の違いについて考えたことはありますか。今年、韓国から来日し初めて日本の防災訓練を体験した孫さんが、えびす寮での防災訓練の様子をご紹介します!

まず初めに、全体で防災訓練の説明を受けました。韓国語を話すことができる職員の方が通訳をしてくださり、資料も韓国語で作成されていたので、スムーズに理解することができました。

▲全体説明の様子
避難時に活用する「避難はしご」の位置や使い方を学びました!実際に避難はしごを見ることで、避難時のイメージがぐっと沸きました。

▲避難はしご
最後に、消火器を使った消火活動を行いました。消火器の使い方は韓国と同じでしたが、まだ一度も使用したことはなかったので、実際に体験させていただきとても良い経験になりました。実際に消火器を持ってみると、思っていたよりも重く、難しさも感じました。

▲消火活動の様子

グローバル人材と共に行う防災

韓国では避難訓練を映像学習のみで対応することがあり、これまでは実際に火災が発生した際、具体的にどのような行動をとればよいのかイメージできていませんでした。

私は日本に住むのも初めてですが、避難階段が設置されている建物で生活することも初めての経験なので、避難通路や消火器の使い方をいちから丁寧に教えていただき、突然の災害発生時に活かすことができそうです。

今回の避難訓練では、韓国語の資料を準備いただいたり、通訳サポートのおかげでスムーズに防災訓練を行うことができました。パソナグループには様々なグローバル人材の方がいらっしゃると思うので、災害時には様々な国の方々と連携して対応していくことが大切だと思います。

その他にも、様々なオフィスで防災・避難訓練を実施!

▲ワーケーションハブ志筑で行った、イオン内での防災訓練や消火活動

▲世界各国から集まった「Awaji Youth Federation」のメンバーと行った防災訓練(まなびの郷にて)

▲不審者を想定した防犯訓練や消火活動(ワーケーションハブ カリヨン志筑にて)

いつ訪れるかわからない「もしもの時」、ご自身の命をはじめ大切な周りの人を守るために、今一度しっかりと防災知識を身に付けていきましょう。

『みんなで節電エコチャレンジ』の結果は…?

1月号 SONAERUにて、『みんなで節電エコチャレンジ』に挑戦した渡邊一家。その結果は、前年236kWh、今年253 kWhと、残念ながら成功ならず…!
前年比減は達成できませんでしたが、今年は特に寒波の中、家族が一人増え育児休暇を取得しながらも、前月分より電力を抑えられたことはひとつの収穫だったと思っています。
今回はまだまだきっかけに過ぎず、これからも継続を大切にがんばっていきたいと思います!ぜひ皆さんも、それぞれのご家庭でエコチャレンジに挑戦してみてください!