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当社は1976年の創業からまもなく50年の節目を迎えるにあたり、「社会の問題点を解決する」という不変の企業理念のもと、次の50年を見据えた成長戦略の議論を進めております。 2025年5月期においては、世界的な金融引締めや物価上昇等によって景気の先行きは不透明な状態が継続するものの、我が国においては、AI等のデジタルテクノロジーの更なる進化や人手不足を背景に、業務の効率化や迅速な事業の立ち上げを支援するBPOサービスへの需要が引き続き堅調に推移すると見込んでいます。そして2025年4月から大阪・関西万博が開催されることから、関西圏を中心にインバウンドを含む観光客が増加すると想定しております。
2025年5月期の重点戦略として、①X-TECH BPOの進化とBPO専門領域の事業拡大、②地方創生事業の収益改善、③新規事業の創造、を掲げることで既存事業の生産性及び収益性を高めるとともに、中長期的な事業の柱となる新規事業の創造にも着手してまいります。
また当社は、連結子会社であった株式会社ベネフィット・ワンの株式を売却したことから、2025年5月期においては事業ポートフォリオ及び収益構造が変化しております。そのため、2025年5月期より一部セグメントの名称及び構成を変更しております。
以上のことから、2025年5月期の売上高は330,000百万円(当期比7.5%減)を見込んでおりますが、ベネフィット・ワン株式の売却影響を除くと売上高は3.7%の増収を計画しております。利益面では、大阪・関西万博が2025年4月に開幕し、出展に伴うパビリオン関連費用や運営費用が一部発生することから、営業利益は5,000百万円(同26.4%減)、経常利益は5,000百万円(同30.1%減)を見込んでおります。当期は関係会社株式売却による特別利益が大きく計上されていたことから、親会社株主に帰属する当期純利益は1,300百万円(同98.6%減)を計画しております。
(単位:百万円)
(2024年7月)
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