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パソナN A「2019年 在米日系企業対象　給与・福利厚生調査」結果で見えた課題

調査概要 
調査期間：2019年1月21日～2月3日
調査対象：在米日系企業（有効回答数943名）
調査方法：オンライン調査

①採用の課題「現地社員増員への壁」
在米日系企業が見込んだ増員計画に対して、実績を比較したグラフです。現地社員の増減見込みと実績について、昨年発表した2017年度調査において、今後1年間（すなわち2018年度）の増員予測で「増える」と回答した企業は53%にのぼっています。一方で、2018年度の増員実績で「増えた」と回答した企業は38％となり、予測を下回る結果となりました。米国内での人材売り手市場による人材獲得競争が激化し、見込みと実績に大きな乖離が発生し、増員に苦戦していることが読み解けます。



②人材確保の課題「売り手市場による人材の流出」
在米日系企業の2018年の離職率は、2017年と比べて1.2％低下した16.4％という結果でした。2017年よりも離職率が低下したものの、2014年と比べると約2倍の離職率となっており、2017年の売り手市場の影響もあり、現地社員の流出し人材の確保が課題となっていることが見受けられます。今後、採用した人材を確保するための対策を講じることが必要となります。