株式会社パソナグループ(本社:東京都千代田区、代表取締役グループ代表 南部靖之、 https://www.pasonagroup.co.jp)は、新規就農者の独立を支援する 『パソナチャレンジファーム in とちぎ』(栃木県芳賀郡)への参加希望者の募集を開始いたします。
2010年の農業就業人口は、5年前と比べて75万人減少して260万人となり、平均年齢では65.8歳を記録しました。また、耕作放棄地面積は全国で40万haに拡大し、高齢化と後継者不足など、農業をめぐる課題は深刻さを増しています。
そこでパソナグループでは、栃木県の耕作放棄地を有効的に活用しながら、新規就農希望者を育成する「パソナチャレンジファーム in とちぎ」の取り組みを、来年1月から栃木県芳賀郡にて本格的に行ってまいります。
この取り組みでは、参加者が栽培技術だけではなく農業経営を学び、それぞれの得意分野を生かした独立就農を支援してまいります。また当事業は、栃木県から「ふるさと雇用再生畑作経営モデル事業」として、芳賀町からは「耕作放棄地再生利用交付金」の認定を受け、耕作放棄地の有効活用事業としても実施してまいります。
パソナグループではこの取り組みを通じて、農業をビジネスとして捉え、新しい発想と知識を持った人材が参入することで、地域産業の活性化を目指すとともに、農業を中心とした周辺産業も含めた雇用の創出と新しい働き方の提案を行ってまいります。
『パソナチャレンジファームinとちぎ』概要
目的 |
本格的に就農、農業分野で起業したい人材を支援する |
場所 |
栃木県芳賀郡芳賀町(約3ha ※農地は拡大予定) |
対象者 |
独立就農、農業関連会社の立ち上げを目指している方、新卒・第二新卒者など |
人数 |
初年度7~10名程度 |
研修開始 |
2011年1月(予定) |
特徴 |
(1) 最長3年間パソナグループが社員として採用。4年目からの本格的な独立就農を目指し、農業経営者として栽培技術のほか農業経営を学ぶ
(2) 4年目以降の農業ベンチャー、または農業関連事業での起業には、パソナグループがサポートする |
待遇 |
1.月額200,000円程度支給
(2年目以降は、成果報酬を取り入れたチャレンジプランを導入予定)
2.健康診断、社会保険加入、グループ社員同様福利厚生のサポートあり
3.近隣住居の手配(月額3万円程度自己負担) |
問合せ先 |
株式会社パソナグループ 事業開発部 農業プロジェクトチーム
03-6734-1070 |
『パソナチャレンジファームinとちぎ』募集説明会
日時 |
(1) 2010年12月20日(月)15:30~
(2) 2010年12月22日(水)18:30~
場所/パソナグループ本部 (東京都千代田区2-6-4)
(3) 2010年12月21日(火)14:00~、15:00~
場所/パソナ・宇都宮 (宇都宮市馬場通り1-1-11 TDビル 4F)
※説明会は上記日程以外にも順次開催 |
内容 |
・「パソナチャレンジファーム in とちぎ」 概要説明
・選考会(希望者のみ面接) |
申し込み |
株式会社パソナグループ 事業開発部 農業プロジェクトチーム
03-6734-1070 |
【参考】今後のスケジュール予定
2010年 12月下旬 |
参加希望者募集・選考会 |
2011年 1月中旬 |
参加が決定した方から順次現地入り |
2011年 1月下旬 |
開講式 |
※スケジュールは都合により、変更になることがございます |
【チャレンジファームinとちぎの様子】
※現在(2010年12月)の様子。対象農地は1月末までに整地してまいります。
【参考】パソナグループ「農業分野の雇用創出の歩み」
パソナグループは2003年より“農業分野”での雇用創出を目指し、他産業から農業分野に人材を流動化させる新しい仕組みづくりを行ってまいりました。
年代 |
取り組み |
場所 |
2003年 |
農業研修 「農業インターンプロジェクト」スタート |
秋田県、青森県、
和歌山県、兵庫県 |
2005年 |
地下農園 「PASONA O2」オープン |
東京都 旧本社地下2階 |
2006年 |
大分県と就農支援事業にて提携 |
大分県 |
農林漁業金融公庫と提携 |
|
セカンドライフの 「暮らし」 と 「仕事」 大学 |
青森県 |
セカンドライフ 農村体験ツアー in 岡山 |
岡山県 |
2007年 |
Agri-MBA 農業ビジネススクール“農援隊”開校 |
東京都 |
「農林漁業ビジネス経営塾」 開始 |
全国各地 |
2008年 |
独立就農支援制度 「パソナチャレンジファーム」スタート |
兵庫県 |
2010年 |
「農業経営参謀派遣」スタート |
全国各地 |
「パソナグループ本部 “アーバンファーム”」開設 |
東京都 本社 |
(1) インターンプロジェクト (2003年スタート)
農業分野で活躍したいと考えている若年層や社会人経験者を対象にした農業研修。これまで100名以上が青森県や和歌山県で実地研修に参加しました。
(2) PASONA O2 (2005年2月スタート)
より多くの方に農業に興味を持ってもらうため、大手町地下2階にオープンした就農支援施設。農業を全く知らない都会の方々や農業関係者、家族での見学などこれまで7万人以上の見学者が訪れ、人工光や水耕栽培など農業の新しい技術を知ると同時に、様々なイベントで農業の楽しさを体験いただきました。
(3) Agri-MBA農業ビジネススクール (2007年4月スタート)
ビジネススキル豊かな中高年人材を中心に“農業経営”を学んでもらい、卒業後、農業法人、地方自治体の農業経営のサポートができる人材を育てることを目的に開講。スクールは、企業出身者の経験豊富なビジネススキルを農業分野へ還流させることで、農業を通じて地域復興および、新たな雇用創出を目指します。
(4) 農林漁業ビジネス経営塾 (2007年10月スタート)
第一次産業の経営者を対象に、他産業経験者のシニア人材が講師を務め、異業種で培ってきた経験やノウハウ・アイデアを伝授し、農林漁業経営に活かしてもらうことを目的とした研修事業。開始以来、全国で延べ5000回以上のセミナー等を開催しており、“営業”や“マーケティング”など幅広い研修を実施する講師は国で300名を超えています。2010年6月からは、新サービスとして農業経営のサポートができるベテラン人全材を“参謀”として農業法人等に派遣するサービスを展開し、事業の拡大や効率化のサポートを行っています。
(5) パソナグループ本部 “アーバンファーム”
自然との共生をテーマに「社員の健康」「農業」「環境(エコ)」を考えた新しいオフィス。オフィスエントランスには水田をはじめ、天井や壁面には果物や野菜が実り、収穫したものは社員が食堂で食べています。また社員自身が分担して管理することで、緑を育むことの大切さ(エコ教育)を学んでもらうほか、「花や緑の空間」をオフィス内に提供することで、社員に癒しを与え、イキイキと活躍できる環境を整備しました。