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沢山のご応募をありがとうございました!
選考を通過した29名のパソナ☆キラリビトをご紹介します!

船徳

活動名
歌舞伎の魅力を発信
活動開始時期
2015年
参考情報・URL
【サービス案内:イヤホンガイド】
https://www.eg-gm.jp/e_guide/

活動を始めたきっかけを教えてください

私は築地在住で、新橋の花柳界も近いです。昭和の時代は芸者さんを乗せた人力車が家の前を通り、お風呂に入っていると、新内流しが爪弾く三味線の音色が聞こえ、歌舞伎座、新橋演舞場は散歩コースという環境で育ちました。
その影響で、水は高き~低きに流れるように、自然と歌舞伎に溶け込んでいきました。
学生時代は、歌舞伎研究会に所属し学園祭で、「鳴神」「弁天小僧」「盛綱陣屋」の舞台に出演した経験もあります。
友人や会社の仲間と話していても、「歌舞伎」という言葉は知っていますが、実際に観たことこともないし興味もない、というのがほとんどで、敷居が高いと思われています。
歌舞伎のイメージは、ワイドショーで市川海老蔵、中村獅童は聞いたことがあったり、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」で、片岡弥十郎、片岡愛之助、市川猿之助、市川染五郎等の歌舞伎俳優が出演するようになって、多少は認知度が上がったかもしれませんが、娯楽が多様化している現代にとって、歌舞伎の認知度は低いと感じています。
歌舞伎に興味を持ってもらうには、はじめの一歩を踏み出すきっかけづくりが必要だと思っていました。
そうしたところ、「イヤホンガイド解説員募集」のチラシを拝見し、「大好きな歌舞伎を一人でも多くの人に知ってもらう先導役になってみたい」そう思ったのが、活動を始めたきっかけです。

ご自身の活動内容を教えてください

2015年、「イヤホンガイド40周年記念解説員オーディション 未来の歌舞伎ナビゲーター募集」がありました。
今まで歌舞伎についてインプットはしてきましたが、アウトプットをする機会がなかったので、イヤホンガイド解説員オーディションにチャレンジしました。
一次審査は作文で、「あなたにとっての歌舞伎の魅力を2000字~4000字で語ってください」というお題でした。
ここでは、なぜ歌舞伎に魅せられたのか、どういうところが好きなのか、解説員になったらどんな解説をしたいのか、等の熱い思いや魂を込めて作文しました。
二次審査は「解説原稿審査」。
課題は「平家女護島 俊寛」または「春興 鏡獅子」のいずれかの演目を選択し、実際に解説原稿を作成することでした。
「俊寛」こそが、私が歌舞伎に魅せられたきっかけとなった演目でしたので、嬉しかったです。オーディション方法は「俊寛」の台本に、解説をしたいところに番号をふって解説をつけていくという方法で審査が行われました。
三次審査は「ナレーション審査」
学生時代に舞台経験もあるし、人と話すのも好きだから、あとはしゃべりが早すぎないようにすることだけを気を付けようと思って、最終審査に臨みました。
審査員から、「解説原稿の〇番を読んでください」という指示があり、原稿を読んでいきました。読み進んでいくうちに、審査員から「もう少し感情をこめて解説がつけられませんか?」という指示が飛んできて、「ハッ」と気が付きました。原稿を読む早さのみにとらわれた結果、棒読みになってしまっていました。
オーディション結果は「不合格」でしたが、いい経験になりました。

今後の活動展望・夢をお聞かせください

日本の文化として、歌舞伎は海外からも評価されていますが、案外日本人自身が歌舞伎を知らない人が、まだまだ多いです。
自分で歌舞伎を楽しみながら、友達とも歌舞伎の話が普通にできる日が一日も早く来る日が来ればよいと思っています。そのためにも、歌舞伎の楽しさを多くの人に伝え一緒に楽しめる伝道師になれればと、見果てぬ夢を描いています。
また、機会を見つけて、イヤホンガイド解説員オーディションにトライしていきたいです。
人生100年、まだまだ頑張ります!

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