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コラム:Vol.2【食欲を刺激する食卓づくり】

年末のパーティーシーズンに突入しました。今年はご自宅でパーティーを楽しむ方も多いのではないでしょうか。

大人は、ちょっと気取ったおつまみを準備すると気分が盛り上がりますね!子どもも、いつもより少し背伸びをした食卓が大好きです。大人と同じ食器やおつまみを手にしたくなるもの。そんな気持ちに応えて、ワクワクを味わえるような食卓作りのポイントをお伝えします。楽しい食事の時間を作り、「食べるって楽しい!」という前向きな気持ちを育てましょう。

盛り付けや器を変えて特別感を演出

食卓に普段と違った要素を取り入れると、子どもの「食べたい!」という気持ちが刺激されることがあります。例えば、大人のようにキラキラと美しいグラスを使いたい、という子どもの気持ちに応えるのに我が家で活躍しているのが、写真のような『安定感のあるコブレット』。適度に厚みがあり4才児でも安心です(お値段300円代でした)。子どもも喜び、「いただきます」までがとてもスムーズになります。

いつも使っている箸をナイフとフォークに変えるなど、その子にとって楽しい変化を少し取り入れるだけで、楽しい食卓へと意識が注がれるのです。

楽しい食卓を日常的に意識する

パーティーの際は子どもにとって特別感のある食卓を作りやすいですが、ぜひ日常的に楽しい食卓を心がけて頂きたいと思います。子どもの声を聞いているとヒントが隠れているので、難しく考える必要はありません。

我が家の一例はこうです。普段の夕食は大皿に盛るスタイルですが、子どもが「今日はお弁当箱で食べたい!」と言いました。そんな時は、いつもの取り皿の代わりにお弁当箱を渡し、各自お弁当箱におかずを詰めてもらいます。おかずを詰めるのは食卓で「いただきます」をしてからなので、大人はいつも通りに食事を始めながら、子ども達がお弁当を詰めているところを見ることができます。自分で盛り付けられるというのもポイントで、料理に愛着がわくため、まるで自分が作った料理のように美味しそうに食べてくれます。

だしのちからで野菜を美味しく

子どもにとって、大人のお酒のお供はとても美味しそうに見えるようです。なぜって大人が本当に美味しそうに食べているのですから!今回はボジョレーヌーボーが解禁する11月号ということで、ワインにあう野菜のおかずをご紹介します。また、11月24日は「和食の日(いい日本食)」と言われています。和食はユネスコ無形文化遺産にも選ばれ、最近はワインに日本食をあわせることも珍しくなくなりました。今回のレシピは、だしの旨味がしみわたるブロッコリーのおひたしをアレンジしたものです。
おひたしは、めんつゆを使うのでとても手軽。しっかりと味を含んだブロッコリーは青臭みを感じにくく、子どももポリポリと食べてくれます。ブロッコリーの味をごまかそうとマヨネーズをたっぷりかけるよりも効果大です。

ブロッコリーのおひたし

ブロッコリーのおひたし | レシピ

材料(作りやすい量(4人分))

ブロッコリー 1株(200g)
Aめんつゆ(かけつゆの濃さにした物) 120ml
A生姜の絞り汁 小さじ1/2
かつお節 適量

作り方

  1. ブロッコリーを小房に分ける。茎は皮を厚くむき、一口大に切る。
  2. 塩(分量外)を加えた湯で2分程度、かために茹でてザルにあげる。 
  3. 粗熱がとれたら②を2~3個ずつキッチンぺーパーで包み、ぎゅっと握って水気をしぼる。
  4. キッチン袋にAを入れ、③を30分以上漬ける。お好みでかつお節をふる。

ブロッコリーのおひたしオリーブオイルがけ

だしと粉チーズの深い旨味を楽しめます。

ブロッコリーのおひたしオリーブオイルがけ| レシピ

材料(2人分)

ブロッコリーのおひたし 80g
パルメザンチーズ 小さじ1
オリーブオイル 小さじ1

作り方

  1. ブロッコリーのおひたしにパルメザンチーズとオリーブオイルをかける。

ブロッコリーのおひたしとクリームチーズと生ハムのおにぎり

お酒の席にご飯ものは喜ばれます。彩りも美しく食卓が華やぎます。生ハムは塩分が多いので、子ども用には生ハムを少なめにすると安心です。

ブロッコリーのおひたしとクリームチーズと生ハムのおにぎり| レシピ

材料(2人分)

温かいご飯 200g
ブロッコリーのおひたし 40g
クリームチーズ 20g
塩、胡椒 少々
生ハム 4枚(20g)

作り方

  1. ブロッコリーのおひたしは刻む。
  2. ボウルに温かいご飯、①、塩、胡椒を入れる。クリームチーズを8等分程度に分けながら加え、全体を混ぜ、4等分にしてラップを使い球状に握る。
  3. ②に生ハムを飾る。

今回の料理は、盛り付けが立体的で工作のような楽しさがあるので、ぜひお子様に盛り付けをお願いしてみてください。不格好になっても褒めてあげてくださいね。お子様と楽しい食卓を作ってみてください!

料理家・キッズ食育トレーナー : 玉田悦子さん

キッズ食育トレーナー。1981年生まれ、千葉県出身、3児の母。
食品メーカーにて開発及びマーケティングに携わった後、料理家として独立。
子どもに様々な食材と触れ合って欲しいという思いから食育活動を始め、2016年に3才~小学生を対象とした食育スクール「青空キッチン市川」を開講(現在月18レッスン開講中)。
その他、コラム執筆やセミナー、フォトスタイリストとしてレシピ開発及び料理撮影等を行っている。
モットーは「食卓を囲む全員にとって食事の時間がもっと楽しいものになりますように!」。食事を作る人も食べる人も幸せであるようなレシピの開発に尽力している。

『プロフェリエ』の玉田悦子さんのページはこちら

※玉田悦子さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。

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