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コラム:Vol.1【子どもと楽しむハロウィン料理】

10月31日は楽しいハロウィンです。子どもにとって、「食べるって楽しい!」という経験を持つことはとても大切。手軽に作れるハロウィン料理で楽しい食事の時間を盛り上げましょう。

ハロウィンは楽しい食経験を積む絶好の機会

子どもの食欲は気分で大きく変わります。楽しい雰囲気のなか食べる意欲を刺激すると、いつもは食べられない物もぺろっと食べられることがあります。初めてみる食べ物への恐怖心が強い、偏食である、というお悩みをお持ちのお子さんは特に「食べるって楽しい!」と思える経験を積み重ね、食べる事に対してポジティブなイメージを持つことが大切です。ハロウィンなどのイベント時はこの楽しい雰囲気を作り易いので、大人の楽しそうな姿を見せて、一緒に盛り上がりたいですね!

食べる意欲を刺激するには、例えば子どもが自分で料理を作ったり、料理をする際食材の切り方を変えるだけで大きな効果を得られることがあります。大それた料理を用意しなくても、少しの工夫で充分。今号はお子様と楽しめるハロウィン料理をご紹介します。

子どもが喜ぶハロウィン料理とは?

イベント時は、いつもと違う特別な料理を作りたくなるかもしれませんね。しかし色味が特殊なハロウィン料理はメニュー選びに少し注意したいところ。子どもの食経験や警戒心の強さにもよりますが、せっかく張り切って作った料理に、子どもは想像以上の不快感を示すことがあるからです。

例えばこんな失敗談があります。

甘くてとても美味しい「紫芋のポタージュ」。ハロウィン気分を盛り上げようとイベントでふるまったところ、1人の小学生が「辛い」と言って食べられませんでした。おそらくその子は紫色が不快で「辛い」と表現したのです。子どもの場合、「嫌いだな」と思う味・匂い・見た目の物に対して、「辛い」とか「苦い」と口にすることがよくあります。

同様に、紫キャベツのサラダや雑穀米(紫色のもの)についても幼児~小学生が食べられなかった場面を見たことがあります。雑穀米に関しては、「毒が入っているの?」と小学生が言っていました。

楽しく食べられるイベント時こそ、子どもが苦手な食材を取り入れることはお勧めですが、イベントはあくまでも食事を楽しむことを目的にしたいので、食べられなかった、という強い印象が残らないようなメニュー選びをしたいですね。

ハロウィンの場合、小学生くらいまでは、いつもの延長線上に少しハロウィンの要素をプラスする、という考えがよさそうです。例えば上の写真②ハロウィンミートボールのように、ミートボール(ふだん調理されているもの)にかぼちゃのペーストと皮で作った「かぼちゃお化け」を添える、といった具合です。紫色に限らず初めての食材に挑戦したい時は、普段の食卓でまずは大人が美味しそうに食べているところを見てもらい、警戒心をといていくといいですよ。

子どもと作れる簡単ハロウィンレシピ!

お待たせしました!子どもと作れるハロウィン料理をご紹介します。食材はなじみのあるものを使い、ちょっとしたハロウィン感を演出できるものです。

かぼちゃみかん

1品目はみかん缶を並べるだけ!幼児さんには良い手の運動にもなります。お子様ランチのようにプレートに乗せてもいいし、パンケーキの上にトッピングするのも可愛いです。「いただきます」をする前に作って、「ご飯を食べたらかぼちゃみかん食べようね」と声がけすると、食事の進みがいつもより良くなるかもしれません。

かぼちゃみかん | レシピ

材料(1人分)

みかん(缶詰) 5房
チョコレート 10×5mm程度

作り方

  1. みかんの缶詰をかぼちゃのように並べる。
  2. チョコレートを茎に見立てて飾る。

ハロウィンスティックサラダ

野菜は手でポリポリと食べられる形状にするとスナック感覚で食べ進んでくれることがあります。生野菜に抵抗がある場合は固めに茹でた人参やスナックエンドウ、オクラなどを使うと食べ易いです。スティック野菜の盛り付けをお子様に頼むと、とても盛り上がりますよ!

ハロウィンスティックサラダ | レシピ

材料(2~3人分)

パプリカ 1個
きゅうり 1/4本
にんじん 1/4本
アスパラガス 4本
ルッコラ(又はサラダほうれん草) 適量
Aマヨネーズ 大さじ2
A醤油 小さじ1
お好みのドレッシング 大さじ2

作り方

  1. パプリカはヘタを切り落とし種を取り除く。ペティナイフの先端で目と口を切り抜く。立てられるように底部を薄く切り落とす。
  2. きゅうりとにんじんはスティック状に切る。アスパラガスは根元を3㎝切り落として茹でる。
  3. ①に②とルッコラを盛り付ける(長さを調整しながら)。
  4. Aを混ぜた物とお好みのドレッシングを添える。

いつもの食卓にちょっとハロウィンの世界観や雰囲気を取り入れて、楽しい食事の時間をお過ごし下さい!

料理家・キッズ食育トレーナー : 玉田悦子さん

キッズ食育トレーナー。1981年生まれ、千葉県出身、3児の母。
食品メーカーにて開発及びマーケティングに携わった後、料理家として独立。
子どもに様々な食材と触れ合って欲しいという思いから食育活動を始め、2016年に3才~小学生を対象とした食育スクール「青空キッチン市川」を開講(現在月18レッスン開講中)。
その他、コラム執筆やセミナー、フォトスタイリストとしてレシピ開発及び料理撮影等を行っている。
モットーは「食卓を囲む全員にとって食事の時間がもっと楽しいものになりますように!」。食事を作る人も食べる人も幸せであるようなレシピの開発に尽力している。

『プロフェリエ』の玉田悦子さんのページはこちら

※玉田悦子さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。

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